2記事目にして継続は難しいとかいうタイトルをつけました笑。別に、毎日書こうと思ってはじめたわけではないので、自分ルールを破ったわけではないです。それでも、書こうかなーくらいの気持ちでは書けなかったです。ここんとこ、入試業務しかしてなかったので家で授業を作る機会も無く、家帰ったらパソコンを開けませんでした。スマホではてなブログにいけますが、フリック入力は書きにくいので書評を書く気にもなれず、ってかんじです。1文字でいいから書くか、って気楽さが大事ですね。とりあえず1文字でも書けば進めますし。てなわけで軽いノリで残りを書きます。書評というか感想(書評と感想の違いはよくわかっていない)。
今はこの本の話をしています。
アクティブラーニング型授業の基本形と生徒の身体性 (学びと成長の講話シリーズ)
- 作者: 溝上慎一
- 出版社/メーカー: 東信堂
- 発売日: 2018/03/01
- メディア: 単行本
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常時活動で身体化を仕上げていく
p35に身体化を作り上げていく方法の一つとして、休み時間にできる授業への準備のさせ方という感じで日常的・継続的に行う活動のこと(常時活動)を紹介している。具体例としては音楽の授業を挙げられている。休み時間は休む時間だからといっていままで特に考えてこなかったけど、授業の集中力・質を高めるためにはそれもアリかなと思いました。もちろん、負担が大きいものはあまり推奨されませんが。自分の授業ですぐできそうなのがこの部分でした。具体的にどうするかというと、自分の授業ではほぼ毎回リフレクションカードというものを使って授業の振り返りをします。というのも、特に教師が説明と発問して進めていく講義型の授業では50分という時間もたまたま発問の対象とならなければぼーーーーっと、して適当に過ごすことができます。そうなんだけど、そう過ごされるのは嫌で、おもんないからぼーっとしてようと考えてそうしたってだけに限らず、適当にノート書いたりプリント埋めたり問題演を言われた通りこなすだけで終えるということをあまりして欲しくないと感じてました。そこで、いろいろと参考にして、50分で学んだことを振り返る時間をとることにしました。質問項目としては、この授業で重要だと思ったことは何か・わかったこと、わからなかったことは何か、などです。以下の本を参考にしています。
アクティブラーニング入門 (アクティブラーニングが授業と生徒を変える)
- 作者: 小林昭文
- 出版社/メーカー: 産業能率大学出版部
- 発売日: 2015/04/25
- メディア: 単行本
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「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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小林先生は質問が気づきをうむということで、自分がこの50分でした行動について問い、気づきをもたらし、次の行動に繋げるということを述べてらっしゃいました。アクティブラーニング入門の授業スタイルがALかどうかというのはおいておくとしても、この内省を促すというのには賛成です。ただ、このリフレクションカードも書かせりゃうまくいくかというと、そうでもないです。そううまくはいかない。だんだんとだれてくるんですね。それが今年度の自分の反省でもある。書く生徒は書きます。ただ、はじめよりは文字数が減ってきたり、わかったという項目の部分に単語しかかかなくなったり、まぁとにかく雑。自分が、このカードを書くことによって生徒たちのどんな力をつけたいということの説明が足りていないこと、生徒たちにこれを書くことの効果を感じさせられなかったことは問題だとは思う。生徒にわかるように利益を示す必要はあった。
とにかく、リフレクションをうまく促せなかったわけですが、結局読んだ本とどうつなげるかというと、休み時間に返すことによって授業の入りを少しでもスムーズに運ぶことができるんじゃない?ってことです。なんだ、そんなことかよってなるかもしれませんが、自分にとっっては結構でかい気づきでした。無駄に優しい(?)自分は生徒たちの休み時間を嫌な言い方をしたら、奪うということはしてこなかったわけですが、授業がはじまってからこのカードを返す、授業プリントを配るなんてことをしていると、それだけで5分くらい浪費してしてしまったわけです。まー勿体ない。そうじゃなくて、授業中にカードをみて、はぁ、こんな内容やってたような、ってなるよりは授業前の時間にそれを見る方がこんなんやってたっけってなる方がいくらかはマシだし、友達同士で~~~な授業やったや、あーそういえば、っ友達と話して思い出す方が価値はありそう。あとは、文章で書くということをルールとして守らせることも組み合わせればもうちょっとリフレクションカードとしての価値が上がりそうだなと思いました。授業がはじまる前から少しは授業のことを意識させて入りをスムーズにさせたいし、動機付けされている生徒が数人でもいれば、グループワークのときにほかの生徒に良い影響を与えてくれそうな気もしますね。
さて、ALのことというよりは、メタ認知のことの方がメインになってしまいました。(書くことで外化はしているけど、対友達という活動ではない)。そういえば、高い本を買ったのはいいけど、まだ全然読めていない。
教育の効果: メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化
- 作者: ジョンハッティ,John Hattie,山森光陽
- 出版社/メーカー: 図書文化社
- 発売日: 2018/02/20
- メディア: 単行本
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時間を見つけて読むようにします...
ALの方の本については、以下、自分のためのメモとして書き残すだけとします。とにかく、おすすめです。時間も0時前ということで、強制終了w。ALをなぜ行う必要なのかという根本を勉強する必要もあるし、この本の内容のように、ALのために生徒をならしていく必要もある。もちろん、授業の中身も考えていくんだけど、そのための準備も大切だということですね。
というわけで、以下はメモと一言感想。
p21 うちの授業はそういうものだと体に染みこませていく。生徒の身体化
p23 なぜALをするかの意義。常に説明→納得→身体性
p37 授業の開始期。休み時間から授業のことを考えさせる。モードに切り替えさせる。
p39 小学校の授業だからで切り捨てるのは悲しい。
p41 教師と生徒の関係性作り。ほかにも工夫はあるはず。
p42 佐藤学氏でいう、発表し合いになるが、それでよいか。
p44 最大のポイントは外化。
p48 絶対に何か書くように。何かしらの気づきを生むように。木原先生の、ほかの人の意見を聞いたなら、必ず何か変えないといけないに似ている。
p57 タイマーは大きく、見えるように。
p60 論理的ということ。
p68 その場でフィードバックしてやっていることの意味を感じさせる。
最後、一言感想と関連本記録
生徒主導のALは実験器具も限られているから物理の授業では難易度が高い。総合や探求的な学びでやっていくほうが良さそう。物理の時間としては、石井英真さんの本、ALの事例編(山崎さんの授業)を参考にしつつ、議論や生徒実験、メタ認知などを充実させつつ自ら考えること、自分の考えをアウトプットすること、ほかの人の意見から自分の考えを深化させること、班の意見をまとめること等を目指していくのがいいかと思う。議論で問題が解けるようになるのかって言われそうやけど、それだけを目指して授業するわけではないし、その奥にある教科固有のものの見方、考え方の習得を目指していくなかでそれができるようになってほしい。問題が解けるようになるにはドリルがいいかもしれんけど、それだと勉強ってつまらんもん、耐えるもんって考えになってしまうし、学ぶことへの肯定感も育たない(特に物理なんかすぐ嫌われていく)。黙って上の言うことには従うっていうヒドゥンカリキュラムから脱却するには過半数がALを意識した授業にしていかないと。自立した学習者になってほしい。
今求められる学力と学びとは―コンピテンシー・ベースのカリキュラムの光と影 (日本標準ブックレツト)
- 作者: 石井英真
- 出版社/メーカー: 日本標準
- 発売日: 2015/01/27
- メディア: 単行本
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高等学校におけるアクティブラーニング 事例編 (アクティブラーニング・シリーズ)
- 作者: 溝上慎一
- 出版社/メーカー: 東信堂
- 発売日: 2016/03
- メディア: 単行本
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