I wanna go to alps.

教育のことしか書きません。たぶん。

前回の続き『学び合い』っぽい授業

 前回の続きの『学び合い』っぽい授業について。30分で書けるだろうか。

 

 まず意義としては次のことを生徒に伝えています。

高校を出たら授業を受けてこの人の授業わかりにくい、じゃなくって自分で本を読み、友達と話し、教授に質問して、等々、自分で学びの責任をとることが大切だと思っています。この単元はまずちゃんと自分で教科書を読み、考えることを大切です。黒板で説明はしません。まず教科書を読んで理解できるプリントを配布し、考えて書いてその後問題演習をします。半分くらいの時間でここまではわかって欲しいという内容にまで達していなかった場合、うしろでミニ講義を行うので来たらいいです。参加は自由。退席も自由。今日はこの内容までわかればok。ここまでわかったら前の黒板の□の中に名前を記入してください。でははじめましょう。

って感じです。

 

 ミニ講義をする際は同じとこらへんでつまっている生徒らに対してはホワイトボードとヒントを与えて考えさせ、様子をみる。まず何から考えたらいいのかわからないという生徒には説明多めにし焦点を絞った指導をする(正直できていたのかわからない)。焦点を絞った指導は次の本より。

 

「学びの責任」は誰にあるのか: 「責任の移行モデル」で授業が変わる

「学びの責任」は誰にあるのか: 「責任の移行モデル」で授業が変わる

 

  わかった子に対しては次の範囲に進んだらよいと伝える。わかった子に対しては教えろとは言わないけど、きかれたら答えるよっていうスタンスでいて欲しいと伝える。でも、正直もっと協同学習や個別学習を上手に仕組みたかったなと思っています。まだまだ発展途上です。いろいろな方法を組み合わせるよりまずはそのままでやるべきだったのかなぁとも思っています。

 

 この授業をやり始めた序盤は結構よかったかなーと思います。問題も解きごたえがあったし、プリントの準備もよくできていたように思う。ただ、修学旅行の付き添いもあり、その前後で授業振替分が大量に発生したこと、原子の部分の自分の理解がやはり甘かったこと等を含め、プリントの質も落ちてしまい、また、途中で小テストのやり直しを入れてしまったこともあり、いつまでにどこまでわかるかということや、誰がどこまで進んだか、の理解があまくなってしまった。授業の振り返りカードに毎回書かせていたが、それのチェックがあまりできなくなるほどに何かと追われていました。自分の仕事の遅さもあります。とても反省。

 これは僕が直接きいたわけではないですが、何か書いてはいるけど、教科書の内容をうつしているだけでわかったかどうかわからん、という意見も。いやーぐだぐだ感がすごい。確認テストとか、入れなければいけなかったと思うし、もっとアウトプットする機会も作らなければいけなかったなと思う。1回教科書読んだらそれ以後完璧かといわれたらそうじゃない。何回も使うことによって知識は定着する。質問づくりはいいかなーと思ったけど、その質問に答えられる勇気はなかったな...。自分の教材理解の甘さが問題です。振り返りについては、段々どこまで進んだかだけ書こうという指示になっていったのがミス。ここでアウトプットをさせるべきだった。次に活かす。

 

 とりあえず今日はここまでにしますが、自分は新しいことをはじめるのは得意ですが、継続が全然できていないです。すぐ息切れしちゃう。それは一気に重い変化をしすぎなのかもしれないし、勢いだけであまり考えずにやっていることもあるかも。続けやすい形でやる必要があるかなと思います。あとは、一緒にやっていく仲間がいるとも思います。一人ではしんどいですね。一度他の理科の先生に見てもらったのはいい機会でした。それについてはまた次回。

 

振り返りカード(リフレクションカード)についてはこちらの本を参考にしています。

 

 

 

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

 

 

 

12月1日。