I wanna go to alps.

教育のことしか書きません。たぶん。

授業の軸は上手に説明すること?

 いま、自分が授業をするうえで軸としているのが、上手に説明することなのかもしれないと思った。今日、1年生の物理基礎で自分なりに良い展開に持って行けたんですね。説明するとこをわかりやすく説明し(少なくとも自分はわかりやすい)、難しい所を横の人と話し合わせ、最後に授業内容を振り返る。自分的には手ごたえあり。

 しかし、その振り返りカードは意外とわかった、という声がない。あるけど、少ない。なぜだろうと思いましたが、またよくあるできる気になってる自己満足モードに入っているのではないか?とまたなりました(笑)。できる気になって、へこんで、の繰り返しですね、そうやって少しずつ成長していくもんだとも思いますが。

 考えるのが楽しい、と思って欲しいと考えて授業を作っています。なので、やや難しくなる傾向が自然とあります。それをグループでなら乗り越えられるかと考えているのですが、そもそも物理は難しいので、凝り過ぎ注意...。でも、良くできる子が退屈する授業にはしたくないんですよね。『学び合い』的な感じで得意ではない子を救いたいとは思っています。いまのところ2時間を一つのまとまりとして考えていて、1時間目は講義ベースで考えて、2時間目は演習をフリーにやるという感じです。まだまだおためし期間中ですが、明日はどうなるだろう。

 とにかく1度は説明したのだから、わからないのは君たちが悪い、という学校によくあるスタンスは大嫌いです。生徒のせいにしていたら何も変わらない。問題が解けるようになること以上に、何ができるようになるか、どのような資質能力が伸びる可能性があるのか、が大事なはず。上手に説明できるようになるのは大切ですが、それを乗り越えたところに行きたい。ここのところ行っている授業は石井先生のいう教科する授業では無いですね。やはり上手に説明できたるどうかが大前提です。もう少し、物理を教えるということを学ぶ必要があると、ブログを書きながら思いました。

物理を教える 物理教育研究と実践に基づいたアプローチ

 買ったけど全然読めてないので、通勤の御供とします。

以上です。4月18日。