I wanna go to alps.

教育のことしか書きません。たぶん。

明日から新年度

 教員にとって年度が変わるとがらりと環境や仕事が変わる感覚がありますね。異動がなかったのでそこまで大きな変化というわけではありませんが、今年度は自分が1年生から担当した生徒たちが卒業していき、一仕事終えた感というか、ちょっとだけ経験を積めたかなぁと思っています。一つの節目でした。

 

 自分はちょっとドライな部分があるので、寂しさはそこまでありません。達成感の方が強いかな。一体何をしてやれたかなぁとは思いますが。もっと物理がおもしろいと思えるような仕掛けやさらに調べたくなるようなニュースを用意できたかなぁ、とかも考えたり。だから教科の勉強をしないと、と思いつつ最近は部活の運営ばっかり考えているので、長期休み中の時間の使い方を間違えてるな、と反省したり。

 

 3年間担任を終えてぼんやり感じているのは、担任団の中での役割はまぁまぁ果たせたかなということ。この担任団が始まる直前、学年主任には「生徒と一番距離が近くて話しやすい兄のような存在でいて欲しい」ということを伝えられました。もちろん指導するときはありますが、担任団の中で一番若いこともあってその役割は全うしたかなと思います。ビシッと言う人がいて、でもそれは自分のような話しやすい先生に相談しやすい人がいるからこそできたり、逆に甘い部分も出てしまうけどそれは生徒指導の人にフォローしてもらったり。大切なのは役割分担なんだなぁと。若長所や強みを活かして補えあえたらいい関係だし、それができていたと思います。自分も年を取ったらフォローする側をできないといけない。最近こんな本を読んでいるのでさらに強みを活かしあえる組織の大切さを感じます。

 

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件

 

 

 さて次です。このチームは解散しました。あの頃はよかったなんて言っているようではダメです。次の仕事、求められている役割を全うしたいと思います。はじめて担任をしている人の助けが少しできたらいいと思うし、可能ならばパフォーマンス課題について何人かで一緒に考えたいと思っています。というのは、うちの子たちはそれなりに勉強するんですが、やらされているだけであんまり勉強することが面白いと思っていません。これはうちの教員がまだまだ面白いと思える授業を作っていないからだと思っていますし、その科目の面白さを体験させられる課題を考えられたらその学校としての問題に立ち向かっていけるかなと思います。自分がやりたいという側面もありますが、学校としての問題だからという点が強い。観点別評価が進むという点でパフォーマンス課題は本校としてどんどん取り組むべきことです。まぁぶっちゃけGIGAスクールの対応でもいいんですけど、目の前の業務を処理するだけじゃなくてまずは若手だけでいいから何か学校の課題に取り組んでいきたいし、そのための仲間を作っていきたいというのが4月から1年間の目標です。

 

 はじめて持った学年では貢献はできたと思うものの、もっともっとできた、とは思っています。貢献するということをベースにこの1年間は頑張りたいと思います。

さぁ、新年度だ。3月31日。