I wanna go to alps.

教育のことしか書きません。たぶん。

育休の次

  学校は夏休みに入り、ひと段落したところでしょう。こちらはそろそろ復帰だなーと思っております。8月からちょくちょく仕事があり、若干楽しみでもあります。

 前回、育休4ヶ月で感じたことをまとめたブログを書きました。

 

akasatanatasakaa.hatenablog.com

 

 そこからさらに考えたこともあり、奥さんと話して、「これ難しいよね...」となった内容をまとめます。将来、この悩みは考え過ぎだったね、となったらいいなぁって思ってます。じゃあ育児のこと・家族のことを分担したとして、それだけでいいの?って話です。それだけでいいんかな...。

 

その本題の前の話

 育休中に考えたこととして、自分のキャリアのことがあります。教育という分野からは離れないと思っていますが、さらにどういったことが軸になるのだろうと考えていました。いろいろと考えましたが、自分は自然と関わること、遊ぶことが軸になるんだろうと考えました。なんか変な話なんですが(笑)、至って真面目に考えています。理科教員をやってますけど、やっぱり昔から星とか宇宙とか、そういったものが好きでした。旅行にいってもここは星が観れるのかどうかとか、この川どんな魚いるかな、とかそんなこと考えている子どもでした。で、こういったことを考えることはやり出せば止まりません。ちょうど1年前にテントを背負っていった北アルプス4泊6日旅なんか、どれだけ検討したかわかりません。結局こういった、やめろといわれてもやり続けちゃうことが自分の強みになるんだろうと思います。しかもそれと関わる理科教員の仕事をしてますし。どんどんそういった活動をしていくべきだなと思っていますし、そして例えば登山なんかいってしまえば究極的には趣味で、遊びです。自分の小学校の卒業文集で「中学校にいっても友達といろんなことをして遊びたい」的な記述を書いてたんですが、結局自分の根本的なことって子どものころから変わらない気がして、これを活かす人生しかないかなーと感じ始めました。友達との時間も好きでそういったことが組み合わさった登山にハマったんだと思いますし、総合とか探究的な学びが好きなのは他の人と協力したり、変な言い方をすると遊び的な要素があるから自分はこのことに関心があるんじゃないかと思ってます。とにかく、アウトドアのことを仕事にはしませんが(仕事にすると、遊びではなく仕事になってしまうので)、そういった経験をすることによって理科教員として強みを増したいと思っているわけです。で、問題はこういった活動はかなり時間を取るってことです。外にでかけるわけなので。ここからが問題。

 

 その問題とは、「スキルを身につけるためにいろんな場にでかけたい。しかしそもそも自由に使える日が無い。みんなどうしてるのですか」ということです。

 さっきの内容の技術を身につけたいわけです。それも趣味程度ではなく高いレベルで。例えば登山でガイドできるレベルで。そういった場合、独学よりも何かしらの団体に所属するのがよさそうです。普通の登山ではなく、例えば沢登りなんかは特殊な技術がいるので独学より安心で、変な勘違いもなくなりそうです。それなりに高度な技術を身につけるには、どこかのタイミングででガッと集中して密度の濃い時間を過ごす必要があるのでは?と最近思ってます。イメージとしては追い込む時期って感じなんですけど(もちろん、楽しいことなのでやってるときは追い込むという意識は全くなさそう)。ある環境にいくことで新たな関係性ができたり、そのことによって新しいことに誘われたり、などかなり成長できそうなんですが、それってかなり時間を食うわけですね。育児を気にするとそのガッと、ができない。でも一昔前はそもそも結婚していても奥さんに頼り切り、旦那が好き勝手できてきた環境があったのかも、と思ったり。自分たち家族は奥さんを犠牲にすることを選ばないわけです。奥さんだってやりたいことがある人なので。でもそれで遠慮し続けたらお互い満足できるのでしょうか。やりたいことを満足できるレベルまでできない、でもまぁ子どもいるしな...でいいのか。子どもが大きくなって、さぁできるぞ!と思っても体力が落ちてもう気力が足りないかもしれない。確かにはじめようと思ったそのときが人生作るで一番若い日だというけれど...タイミングを逃すのでは、とも思う。とにかく時間は限られているわけで。こういったことを考えたとき、核家族ではなくさらに自分の親と過ごす家族なら別なのかも、と思いました。もちろん、それはそれで当然様々なストレスがあるのですが。

 で、さらに悩ましいのが例えばそれで子ども時間を少なくすると、子どもとの関係性がうまくいかない、とか何かと学校で問題を起こしてしまったり...など、極端だけど何となく想像できてしまったり。やっぱり学校で働いていると親との時間が少ないと...という場面は職員室でよくある話で。まぁシンプルに、子どもとの時間と天秤にかけて自分がやりたいことをやる時間をかなりとるのもどうかなぁ、などと思ってしまう。

 

 

 自分は家族との時間が人生において最も幸せを作る時間なんじゃないか、と思っているところがあります。でも、自分がしたいことを完全に犠牲にしたいかといえば、そうじゃないです。このバランスは本当に難しいと思います。昔のような父は働きキャリアアップし、母は家族のことをする、というシステムなら多分悩まないでしょう。でもそれは男性であることの特権をいかしているだけで、自分がもし女性ならきっと納得できないのです。昔の方がよかった、なんて思うもんじゃないと思います。女性を犠牲にしているだけなので。

 

 答えあるわけないけど...最適解を探し続けるしかないですね。こんな感じの話は奥さんとしていて、今後も考えていこうとなっています。いやはや難しい。お互いにガッと取り組む時間を交代して何年かもつとか、かなぁ。アウトプットして気づいたのは、別にガッと集中して取り組む以外の方法もあるのでは?ってことです。まるでこの方法しかないのでは、と固定して考えているところがあったので、それ以外の方法もあるよな...と書きながら気づきました。とにかくこの内容は今後もずっと考えていくことだと思います。7月26日。