I wanna go to alps.

教育のことしか書きません。たぶん。

改善するにはその負の側面も考える

 最近腹が立つことが多い。良い事だと思っているし、成長だとも思っている。なにせ、仕事にこだわりを持てるようになったからだと思っているからです。

 

 自分の部署では卒業式の保護者出席を取っています。その後、その数をみて会場レイアウトを作成等、するわけです。今回はその保護者の出欠をインターネットで入力フォームを作り、そこに入れてもらう形に変更しました。理由は、担任はとにかく生徒との紙のやり取りが多くて煩雑であり、無くしても困るし(どこに受験するか、調査書はいるか等の書類も多いし混ざるし)、3年は受験期なので面談も多いわけです。それを少しでも楽になればいい、と思って生徒を通じて保護者に案内文を配布し、そのQRコードを読み取って名前など入力してもらったわけです。例年なら保護者が書いたものを生徒が担任に渡し、それを担任が期日までキープしておいて締め切りが過ぎれば担当者に渡す、という流れ。今年の方が圧倒的に楽、と思って自分はやってるわけですがやっぱりいざやってみると改善しようとした担当者は良い面しか見れないんだなーと思ったり。一応、負の側面としては、生徒も担任も親が出したか出してないかはわからないわけです。なので、お母さん忘れてるよ!とか、担任が生徒に保護者の方卒業式来ないの?とか言えるわけですね。そういった声かけはしづらくなったわけです。一応担当声をかけたら現状で誰が出したか・出してないかはわかるわけですけどね。でもまぁ、いちいち聞きにいくのもめんどいし。

 

 確かに負の側面に対する配慮は甘かった。けど、ぶっちゃけそんなん親が悪いんすよ笑。保護者文書もらったとき、学校からその内容のメールがきたときに済ませばいい話で。ほんで明日電話してくれたら会場の席も増やしますし。こんな大したことない業務で完璧を求める必要なんてさらさらない。さらさらないわけですけど、「ああ、うちの親ミスッとる!」って生徒が言ったときにこのシステムじゃこういった子が増えるとか言ってくるわけで。そこは確かに負の側面ですけど、けどむしろ紙なら紙でこんなん紙じゃなくていいやん、ってどっかの言ってそうなんですよね...笑。まぁ、文句を言いたいだけなんでしょう。担任の仕事が多いとか言う割には減らす気ないやんていう。多分人間は変化を自然と拒む性質があるのだと思います。

 

 あとは、お互いへの思いやり(情)です。あっちの言いたいことは僕はわかるんですが、担任サイドはなぜ僕たちがこの改善をしたのか、その気持ちの部分に思いを馳せることはありませんでした。多分、僕が言った担任を楽にするためにやってるんですけど、で少し気づいたか、って感じです(言わなかったら気づいてなさそう)。どんな思いを持ってその仕事をしてるのか、お互いに考えたいものです。

 

 前まで、仕事を流す感覚がありました。特にこだわりもなく、こなす感じ。何か提案されても、まぁそれでいいんじゃないでしょうかみたいな。でも今は少し変わってきました。自分に少し権限が増えたってこともありますが、こうしたい!という思いが増えてきたのだと思います。イラつくことも多いですが、これでいいんだと思います。自分は相手の仕事に対してその思いを汲み取れる人になりたいです。2月14日。